現在、使われている文字の使用例のほとんどがデジタル文字としてデジタル情報を持ったデータ化された文字です。 コンピュータの画面に表示させたり、プリンターで印刷したり、印刷するための版を作製するのもデジタル方式です。 デジタル文字には、おもに2種類の方式があり文字の情報をベクトル化された直線と曲線のアウトライン情報として持っているものと、 ピクセル化されたビットマップ情報としてもっているものがあります。現在はほとんどの分野でこのアウトライン化されたベクトル情報の文字がほとんどで、 そのアウトライン情報を各デバイスで表示させるときにピクセル化させて表示させたり、印刷させたりしています。 こうした文字情報のフォーマットは、時の流れとともに変わっていますが、たいていの場合、オペレーティングシステムを開発している会社や、 デザイン用ソフトウェアを開発している会社がそのフォーマットの事実上の標準となっています。 デジタルフォントは、最初は主に印刷用文字としての最終目標を持っていましたが、現在の圧倒的なインターネットやネットワークの広まりにより、そ の表現の舞台を、コンピュータのディスプレイ上に移しています。 このように、デジタルフォントも技術革新とともに、新たな変化を続けていくことでしょう。
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