タイポグラフィーの歴史

文字の発祥は、人類の歴史の始まりと同じであるといえます。文字の形態は、形をあらわした象形文字、物事をあらわした表意文字、 そして発音のみをあらわす表音文字があります。 文字を記すものとして使われだした道具はとがった棒やペンなどで、何かに刻み込む形で記述が行われました。水草の繊維を用いたパピルス (ペーパーの語源)や、動物の皮を用いた羊皮紙などは、軽くて持ち運びしやすいため好んで記述用として広まりました。 さまざまな記述道具や用紙に適した形で、最適な書体が現れ使われるようになりました。そうして記述したものは、 出版されたり本にまとめられたりして広まり始めました。 文字文化の革命は、グーテンベルグが使った印刷術によって起こりました。 この印刷革命によってそれまで一部の人たちだけが手にすることができた印刷物が爆発的な広まりを見せました。 こうした印刷術の広がりとともにさまざまな書体が開発され、やがてオールドスタイル・ローマンと呼ばれる書体の流れを作り出しました。 この印刷術の広まりは、書籍中心の出版から、最新のニュースを速報する新聞や雑誌といった流れを生みました。やがて近代的な工業化の動きの中から、 手書き風の趣を残すオールドスタイル書体から、幾何学的なデザインを用いたモダンスタイル・ローマン書体の流れがうまれました。 ボドニーに代表される書体がそれらに当てはまるといえるでしょう。

ロゴデザイン・会社ロゴ作成・文字デザインに関する基本知識(1)
ロゴタイプ、ロゴマークとは
ロゴデザインと広告
ライフスタイルとロゴデザイン
シンボルマークの歴史
現代のロゴデザインのはじまり
シンボルマークの役割
ロゴをデザインするには
会社ロゴ・CI・BI・VI
タイポグラフィーとロゴタイプ
ロゴデザイン・会社ロゴ作成・文字デザインに関する基本知識(2)
タイポグラフィーの歴史
産業革命と文字デザイン
文字のデザイン(アルファベット)
アルファベットのデザインルール
フォントとファミリー
文字のスペーシング・カーニング
文字の作成(和文・漢字)
文字の作成(和文・ひらがな)
デジタルフォントについて