アルファベットのデザインは、4000年以上前のフェニキア文字に由来し、 ギリシャを経て2000年前のローマ時代にローマン系書体として確立しました。 アルファベット文字がローマン体と呼ばれるのはそのような事柄からです。丸みがありクラシックな雰囲気のするものはオールドスタイル・ローマンと呼ばれ、 幾何学的なデザインに基づいたものがモダン・ローマンと呼ばれています。オールドスタイル・ローマンに代表される「ガラモン」などは、 文字ごとの幅がかなり異なり全体的に柔らかい印象で、読みやすくクラシカルな雰囲気を醸し出します。モダン・ローマンは、「ボドニ」などに代表されますが、 現代的で精錬された印象を与えます。
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